さくらんぼ豆知識

山形のさくらんぼ

さくらんぼの写真

くだもの王国山形で、その可憐さから「小さな恋人」の愛称で県内外で親しまれているさくらんぼ。西アジア原産といわれるさくらんぼが、県内に伝えられたのは明治9年。当時の内務省がアメリカやフランスから輸入した苗木を、山形市や米沢市などに植樹したのが始まりとされています。

「ナポレオン」「シャボレー」「紅秀峰」など、さまざまな品種があるさくらんぼですが、人気ナンバーワンは「佐藤錦」。粒の大きさと、さわやかな甘さが特長です。平成17年の山形県のさくらんぼ生産量は13,200トン。圧倒的なシェアで全国第一位となっています。

> 山形のうまいもの「さくらんぼ」 (おいしい山形推進機構事務局)

山形のさくらんぼが美味しいワケ

さくらんぼは、なかなか気難し屋の植物。冬眠を必要とし、花芽がつく時期には昼温かく夜寒いことが必須条件。開花期には低温と霜を嫌い、かといって常に温度が高ければ、枝だけが伸び実を結ばなくなります。またこの時期に雨が多いと受粉しにくく、耐水性の弱い根なので、水はけのよい礫質の多い扇状地などが適しています。梅雨時に収穫期を迎えるため、雨が多いと、実割れや病気発生の原因にもなります。

山形盆地は、梅雨に雨が少なく、昼夜の寒暖差があり、果実の育成には最高の環境です。月山おろしのきれいな空気や水と、生産者の惜しまぬ努力が、さらに美味しく山形のさくらんぼを育てます。

> 山形アグリネット「あぐりん」 (山形県農業情報サイト)

さくらんぼの収穫時期の目安と品種

さくらんぼの収穫期と品種
 
佐藤錦東根の佐藤栄助氏によって開発されたサクランボを代表する最高品種。
ナポレオンを母として育種された品種。黄色地に鮮やかな紅色はまるでルビーのよう。
ナポレオン明治初期に日本にやってきた古い品種。昔からの根強い人気があります。眺めの短心臓型で、大粒。色は黄色地に赤い斑があります。
南陽佐藤錦からナポレオンへの間に収穫されるのが南陽。
淡い紅色で食べ応えのある大粒。酸味と甘さがほどよい品種です。
紅秀峰91年に登録された新しい品種。横に張った短心臓型で、やや大粒。甘味が多く酸味が少なめ。果肉がよく引き締まっていて、日持ちが良い品種です。

このほか、甘さと酸っぱさがほどよい「紅てまり」、果汁が多く糖度・酸味がある「花駒」など、濃厚な味わいの新品種も登場しています。ちなみに、世界中には、1500種〜2000種のさくらんぼの品種があると言われています。

 

さくらんぼの成長

開花直前から収穫期までの写真

山形では2度花見ができます。桜の花が、花吹雪に舞うころ、今度は果樹園の花々が一斉に花をつけ見事な花回廊をつくります。さくらんぼのほか、りんごやラ・フランス、桃なども花開き、残雪の月山や蔵王をバックに咲き誇る姿はまさに桃源郷。

> 山形の果樹 花回廊

カラダにもうれしいさくらんぼ

さくらんぼは、多くのビタミン・ミネラルを含み、疲労回復、利尿作用、消炎作用、美肌維持などの効能があると言われています。特にカリウムが豊富で腎臓病や高血圧の予防に効果があるほか、痛風や貧血の予防、便秘に悩む人の力強い味方にもなってくれます。

さくらんぼの赤い色素を作り出す、アントシアニンやフラボノイドなどの抗酸化成分は、眼精疲労の回復にも効果的。パソコンで目が疲れたら、山形のさくらんぼをぜひ召し上がってください。

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