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黒川能王祇祭レポート

取材日 平成14年2月1〜2日

 ついに行ってきました。黒川能王祇祭(おうぎさい)!!
 以前から一度はみたいと思いながら、なかなか行けなかったので感激ものです。
 黒川能は、櫛引町の黒川地区に500年以上前から伝わるもので、春日神社の信仰を支えに、地域の人たちによって受け継がれ、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
 王祇祭は五穀豊穣を願うお祭りで、上座と下座の当屋では、毎年2月1日の夕方から明け方まで能と狂言が奉納上演されます。蝋燭の炎を前に舞われる能。うーん、まさしく幽玄の世界。別世界です。今年は、雪も少なく、ふと空を見上げれば、星がキレイ。月明かりの雪道を歩いて上座、下座を行き来するのも楽しい。
 能が始まって3時間が過ぎた頃、舞台にお膳が運ばれてきたので何だろうと見ていると、出演者の夜食なんですよ。舞台で、出演者の方々がお酒を飲み、名物の豆腐料理を食べていました。このお祭りは、別名「豆腐祭り」ともいわれ、いろりで焼いた豆腐を山椒をきかせただし汁で煮たものを食べるのです。この豆腐がおいしい!観客にもお酒がふるまわれ、もう、みんなのお祭りという気分です。翌日2日には、春日神社で上座・下座の共演、両座競争の神事となり、また、来年の王祇祭へと受け継がれていきます。
 子供たちも役者として出演するし、能は難しいと思っている人も、おごそかな中にもほのぼのとした雰囲気を楽しめます。黒川能は、王祇祭のほかにも、2月末(今年は2月23日)には蝋燭能、7月には水焔の能などとして上演されるので、ぜひぜひ行ってみましょう。

問い合わせ先: 黒川能保存会(櫛引町教育委員会内)
電話0235−57−5670

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