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「山形鋳物」

鋳物ってご存知?

茶の湯釜ってご存じですか?そう、茶道のときに使用するあの大きな黒っぽい鉄の釜です。もしくは、昔ながらの囲炉裏に吊してある黒いやかん、ありますよね。あれ、「鋳物」って言うんです。

鋳物とは・・・
【鋳物】(いもの):鉄・青銅・アルミニウム・マグネシウム・アンチモン・鉛などの金属を溶融し、鋳型に流し込んで作った器物。<広辞苑より>

なぜ、今回ご紹介するのが鋳物かというと、茶の湯釜の製造の全国8割が山形県産なんです。この山形の鋳物は「山形鋳物」とよばれ、その品質の高さから全国に広がっています。今回はその「山形鋳物」についてご紹介します。

山形鋳物の写真

鋳物の良さ

まずは、鋳物の特徴を知っていただきましょう。

@油とよくなじむので、油が表面に均一に広がり肉や野菜などの焦げつきを少なくする。
A肉や野菜等をのせても温度が下がらず、熱を均一に伝えてくれるのでおいしい料理が出来る。
B現代女性に不可欠とされている効用鉄分が鉄器から補給できるのも見のがせない。鉄分補給は貧血防止にもなる。

ただ、調理道具としての使用だけではなく、こんなに便利は機能が備わっているんです。それになりより見た目、使い勝手の素朴感がたまりません。

山形鋳物の歴史

 乱平定のため源頼義が山形地方を転戦したときのこと。
 従軍した鋳物師が、山形市内を流れる馬見ヶ崎川の砂と千歳公園付近の土質が鋳物に最適であることを発見。そのうち数人が山形に居残り、鋳造に精を出したのが今に伝わる「山形鋳物」の始まりです。 (西暦1604年【慶長9年】ごろ )
  その後、最上義光公が17人の鋳物師を一カ所に集めて「銅町」と名付けた地域が現在も残っているなど、鋳物は山形の歴史に根付いています。
 また、山形鋳物は出羽三山への参拝客のお土産としても繁盛し、その数はおびただしいほどになったようです。こうして全国に広まっていった鋳物ですが、質が良くなければその名声は広がるはずもありません。古い伝統から蓄積された確かな技術と、最適な鋳造の環境があってこその結果。優秀な鋳物の証拠です。

素朴な感じが新しい

 質の良さは折り紙付きの山形鋳物ですが、その美しい形状とアート性も必見。最近では時代の流れに沿った新しい鋳物を手がけているところもあり、その可能性は鋳造の始まりから900年経った今でも、秘められています。山形鋳物の見た目、肌触り、そして機能性と長年続く人気の秘訣がわかるような気がしませんか?
 ちょっとしたインテリアとして置くだけでも絵になってしまう鋳物。「古くさい」なんて言っていたら、逆にブームになってしまうかもしれませんよ。今後の動向にも注目の山形の工芸品です。

お問い合わせ

TEL 023-647-2266(山形市観光協会)
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