

最近、巨木・巨樹という言葉をどこかで見かけたことありませんか。これは、他の樹木と比べてひときわ大きな木という意味で、長い年月を経ている木が多く、その木に歴史や由緒が語り次がれている場合もあります。
巨木といっても、樹木の種類によってその大きさが異なります。日本で多く見られる樹木の中で、もっとも巨木になりやすいのがクスノキ。ケヤキ、イチョウ、スギ、トチ、カツラなども同様で、幹周3m以上が巨木の目安となります。有名な屋久島の縄文杉は、推定樹齢が7,200年といわれていますからほんとうにすごいですね。
それでは、いまなぜ巨木が注目されるようになってきたのでしょうか。木は太古から私たちの生活と密着していました。衣類はもちろん住居に至るまで、長い歴史の中で関わってきたわけですから、緑の葉などに落ち着きと安らぎを感じるのは当たり前かもしれません。
また情報社会のなかで日々生きる人間にとって、山々を歩き、小鳥のさえずりを聞きながら、森の精気に包まれ、木と触れ合うことは、最高の心の癒しといえます。さあ、あなたも日常の喧噪を離れ巨木探訪に出かけませんか。
『日本の巨樹・巨木』(環境庁刊)には、「地上から約130cmの位置での幹周が300cm以上の樹木。なお、地上から約130cmの位置において幹が複数に分かれている場合には、個々の幹の幹周の合計が300cm以上であり、そのうちの主幹が200cm以上のものとする」と定義されています。
| 平地 | 斜面 | 株立 | 根上がり |
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日本では、クスノキが巨木として最も重要視される幹の太さを持つ樹種のために、巨木ランキングに名を連ねています。圧倒的な幹周では日本一の木は、鹿児島県蒲生町の「蒲生の大クス」。幹周はなんと24.22mもあります。また総数としてとらえると、第1位がスギ、次いでケヤキ、第3位がクスノキとなります。
平成3年環境庁発行の「日本の巨樹・巨木林全国版」によると、全国の巨樹・巨木は55,798本となっています。また、平成11年度の追加調査で、約9,000本の巨木が新たに報告されています。この中には、最上地域から159本が報告されています。
全国の巨樹・巨木については「全国巨樹・巨木林の会」(財団法人自然環境研究センター内)電話 03-5824-0955にお問い合わせください。
また、巨木保護のため、巨樹・巨木林保護募金運動が行われています。詳しくは、「社団法人全国森林レクリェーション協会」電話 03-5840-7471にお問い合わせください。

| 参考資料 | : | 「日本の巨樹・巨木林全国版」環境庁発行 「森の巨人たち100選」林野庁発行 「全国巨樹・巨木林の会」会報 「最上の巨樹・巨木」著者 坂本俊亮 |